デザイン科 No.29 松本 かなえ
①研究の背景
授業内で事前に今回の共通テーマの「支える」についてブレインストーミングを行ったとき、「思いやり」や「安心」などの心のユニバーサルデザインについての単語が多く出た。そこで心のユニバーサルデザインについてより詳しく調べたところ、昨今は特に「言葉」の使い方についてさらに広めていかなければならないと感じた。
②コンセプト
「手紙が書きたくなる冊子」
心のユニバーサルデザイン(思いやり心)を広めるために「手紙」という手段に注目した。最近は簡単に、手軽に連絡を取ることのできるSNSが多く利用されている。手軽にメッセージが送れるのは便利だが、手軽に送れてしまう分、相手のことをあまり考えずにメッセージを送ってしまうことが多いような気がした。そこで「手紙」という手段をとることによって、相手のことを考え、言葉選びながら書くことができると思った。
③製作内容
〇 記載する内容
・手紙の歴史 ・手紙の魅力 ・手紙の内容の例
・便箋の折り方 ・ポップアップカードの作り方
(実際に手紙を書くことができるように便箋を付ける。)
配色は誰でも見やすい色にし、小さな子供から、お年寄りの方まで読めるように読み仮名を付けたり、フォントのサイズを工夫する。
④技術的知識
・Macを利用した見やすいレイアウトの仕方
・配色の仕方
⑤これからの取組
・冊子のレイアウト、デザインを考える。
・冊子の製本、便箋の印刷
・展示用に付属品の便箋を使って記載された折り方で実際に折る。
⑥まとめ
この冊子を一人でも多くの人に手に取ってもらい、より多くの人が思いやりのある言葉を発せれるようになればと思う。