デザイン科 No.11 倉田 莉沙
①研究の背景
「支える」というテーマから、日常で使うものは障がいを持った時や災害時、どんな時でも同じ機能が保たれていれば、変わらない日常を与え、行動と心の面から人々に安心を与えると思った。
現在の世の中は、デスクワークやスマホの利用が増えていたり、最近ではリモートで仕事をする事が注目され、自宅にいる事が多くなっているため長時間イスに座っていることが多い。
長時間同じ姿勢をしていると体が固まり、立ち上がりにくい。それをサポートできる立ち上がり補助イスを作ろうと思った。
②仮説とねらい
立ち上がるとき、手すりがあればそこに体重をかけて、立ち上がろうとする。その力を使って、座面が上がる仕組みを作り、立ち上がりを補助するイスを作る。
対象者を日々座っていることが多い 現代人 。(社会人・学生などの自立して生活できる人)
③研究内容
座面が上がる仕組みをいくつか考え、模型を作り座面の動きを確認する。
座面の仕組みが決まったら、実物大でその仕組みの模型を作り、実際に座った様子を体験し、寸法の確認をする。
仕組み部分の寸法が決まったら、全体の模型を作り、学校のイスや市販のイスを参考に、製品の形と寸法を確定する。
④技術的知識
地面から座面までの高さは男女兼用を考えて身長160cmの人とし、人間工学から40cmがベスト。
座面の可動域は、立ち上がったときの角度の約45度までとする。てこの原理を参考に手すりの支点を後ろにし、持ち上げやすくする。
座面が戻る時に、手を挟むなどの危険を考え、衝撃吸収のスポンジと可動域に合わせた壁をつける。
ユニバーサルデザインを考えた見た目で、なるべく結合部品は使わず、ほぞ継、ダボ継、ビスで止めたら木ダボを使って見えないようにする。
⑤これからの取組
製品の組み立て・加工
パソコンでの製図
資料まとめ
⑥まとめ
取組の結果または予想される結果を示して、その価値を伝える。